カッパパールンパッパー

08« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

MINCE THE BEAT OF OVERDRIVE !!!

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8( ̄▽ ̄8)(8 ̄▽ ̄)8

恐れることはない 

最後にやったライブかな。録音源を聞くと明らかに「ノレる」というところが違うんですね。このバンドの最初のライブの方なんかを聞いても、タイトではあっても「ノレる」わけじゃなかった。この違いがでかいと思ってるんですよ。

ライブだから、ましてやコピーだから、何が求められるかって、自分は「ノレる」演奏が出来るってことを一番大事にしたいと思ってるんですよ。どれだけ本人らに近づける(音とか格好とか)とか、MCの煽りとか、いろいろ要素はあるけど、その中で一番「ノレる」演奏ができるってことを大事にしたい。あと一体感(音圧)ですね。他の要素をおざなりにしていいとは思ってないけど、これが第一優先ということは譲りたくないと思っています。

「一体感」も「ノレる」演奏も、「反応し合う」ってことがないと成立しない。先述のバンドの何が変わったかといえばそれは自分以外のメンバーが「反応できている」ということなんです。自分がバンドでノリをアプローチしているしていることには変わりない。縦ノリ・横ノリ・揺らぎ、ドラマーがいくらそれをやっても、前でプレイしているメンバーがそれに「反応」できていないと全体として縦ノリにならない。ドラマーのリズムがバンド全体に反映されない。全体でノリに「反応」し合えて、初めて見ているお客さんは「ノレる」んですよ。

ドラマーとしていろんな人とバンドを組んでライブをして、一緒に組む人によってこの差をずーっと感じてきたんですね。自分としても演奏の気持ちよさというのが違うし、お客さんのリアクションが違うんですよ。一緒に組む人には例えばプロ思考で、どれだけ志が高くても、これができてない人は中身が伴っていないと自分は感じるんです。ハートでどれだけ負けてないとしても、それが一人よがりになっていたらなんの意味もない。ライブなら、本質的にいいライブをしているかどうかが問われる。そこを真摯に突き止めてこそ、本当に志のある人と言えるんじゃないでしょうか。

「反応」してもらえなきゃ、自分が叩いたって意味ないんですよ。他のキープしかしないドラマーでいいだろうっていう。だから自分はメンバーに常に要求しているわけです。「反応」できるということを。「反応」もできないレベルのままで、自分と組んでもいいライブはできやしない。そのことをわかっていてほしい。お客さんがそこまで求めているかどうかじゃない。「見に来て良かった」と思ってもらえる最低限の基準が「ノレる」演奏に違いない。そこにはお付き合いで見に来てくれた友達だけじゃない、対バンのお客さんもいる。バーカウンターの人も、PAさんもいる。他人の演奏を聴かされる赤の他人に「見てよかった」と思われる最低限の基準だと思うんですね。

「反応」できるかどうか、それは「感性」の問題であるっていう所が自分にとってネックでした。これだと一部の才能ある人としかバンド組めないという話になる。実際、自分と同じことを思っている人の実情はそうだと思います。セッションなんていかないでしょうね。

ところが、今、それを覆すことができているという実感があるわけですよ。誰でも、あの練習法さえやれば、元々がどの程度のレベルでも、「反応」するってコトを感覚的に理解できるようになる。これまで、自分の思いに応えようとしてもどうしてもダメだった人達のことを思うと、これってすごいことだと思うんですね。

だからなんでこの人とバンド組んだの?っていうケースとかが未だにあるのは、あの練習法さえやればいいからなんです。逆に、やらなかったらどれだけスキルがあってもダメかもしれない。あの練習法をやらなくても大丈夫な人なんてごく一部だから。「やらない」って言ってきたからバンド辞めたこともある。

これやったら自分自身の感性の高まりに驚くと思う。というか、事実、あの練習法をやっている人というのは自分とバンドを組んでいなくても自発的にリアクションがある。アンサンブルのリズムを感じ取れること、音源とさえ、一緒に演奏をしているような一体感を感じること、ソロでもバッキングでも迷いがなくなること。ハシってありモタったりということに自分で気付けること。そういった感想を伝えてくる人は確実にいい演奏をするようになってきているんですね。「反応」できるというステップを越えると、どんどん「表現力」までついてくるんですよ。それはアーティストの「表現」に「反応」できているからなんですね。それまで聞いて感じ取れなかったレベルのことを感じ取れるようになって、自身のプレイに反映できるようになっていく。

今まで、グルーヴしようと思ったら、「まずはテンポを揃えてから、それから考えよう」という発想の人が思ってる以上に多い。テンポを優先することは自分からしてみれば基礎をおざなりにしたプレイといわざるを得ない。

クリック練しているという人に限って反応力がすこぶる悪い。ドラマーなんかは全くリズムのアプローチが感じられない。音粒を綺麗に揃えることだけは強いし、そのこと自体はバンドマン受けがいい。でもそれだけです。お客さん、特に楽器やらない人は感性で音を感じているから、ノリが出ていることやバンド全体で一体感があることに正直にリアクションをする。耳障りがいいだけのプレイを生演奏でするだけではお友達のお付き合い止まりだと思っています。

人は「揺れていたい」という欲求があると思う。赤ん坊が揺り篭を揺らしてもらうと喜ぶように、大人でも時々「ノリたい」っていう欲求があると思うんですね。だから、「ノレる演奏」というのは贈り物なんだと思っています。

その曲のアーティストをしらなくても、あるいはオリジナルでも、今この場のライブで手っ取り早く喜ばせるには「ノレる演奏」をしてなんぼと思ってるんですね。他にも大事にしたい要素はその人その人であると思います。歌詞の世界観、ヴィジュアル、メッセージ性、なんでもいいけど、まず「ノレる」という要素、つまり「タイム感」を基本の土台と考えてもいいんじゃないでしょうか。

大事なのはハートの前に、本質的にアプローチができているかどうかではないでしょうか。現実にいい演奏を聞かせることができないのであれば、本人がどんなにいい人で、精神的に偉大だとしても、それが伝わらないで終わるのではないでしょうか。

自分自身の表現をしっかりと伝える力を付けた上で、初めて自分自身の本質が問われる。そういうものではないでしょうか。
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ふとしたことで知る無力さでほつれるその想いを 

最近のから振り返ると2日連続でライブだったんですが、どちらも久しぶりにmixiの外の人達の対バンという感じで、初めて自分のドラムを見る人達のリアクションなんかを大量に感じられて、なるほどな~という感じでした。

この2つのバンドについてはあの練習法をやってもらった分の成果を出すことはできたんですが、その時点で課題として感じるのはその先の問題なんですね。ただ基礎と言える部分をしっかり埋めた上でその先の問題というのを考えてもらわないと行けないことを考えると、順当な成長なんだと思います。

「基礎は大事だ」と言えばみんな頷くと思いますが、「だから○○が大事/やった方がいい」って言ったときに、つられて頷いてしまっている人が多い気がしています。あなたが基礎だと思っているそれは本当に基礎ですか?と問いたい。誰かが言っていることを真に受けてませんか?一度でも疑ってみましたか?それを基礎だと言うのならなんでジャンルが変わった途端に通用しなくなるんですか?と。理屈を並べてその正当性を説明することはどんな言説にだってできてしまいます。でも何十年やっててできない、身につかないことは果たして基礎と言えますか?いつになったらその基礎から先のステップに進むんですかと。

誰にでも確実に身につけられないようではそれを基礎とは自分は思わないですね。何十年やってるけど自分はまだまだだって思った時に、アプローチそのものを疑ってみてもいいんじゃないかと。

話が脱線してしまいました。とにかくこのライブで自分自身が感じたことは、正しいアプローチとそれに誠意的に取り組むことが確実な結果になるということ。そして「自分のドラム」が叩けない(叩かせてもらえない)のと叩ける(叩かせてもらえる)のとでは天と地の差となってお客さんのリアクションに現れるということ。

メンバーさんは、今では当たり前になってやっていることができているのとできていないのとの差をしっかり感じ取ってもらえたのではないかと。そして悩んでいることのレベルが変わってきていることも。まぁとにかくこれで次の段階に進めるんでがんばってもらいましょう。

そんな後の三連休三日目はオリジナル限定の対バンを見に行きました。オリジナルやってるライブ自体見るのはかなり久しぶりだけどいつものコピバンイベントやセッションで見かける顔ぶれでホールが埋まっていて既に懐かしい気持ちにさせられました。みんな本当に繋がってるんだなぁと思いましたね。バンドはそれぞれ違う強みがあって、好きなものや通ってきたものの違いが三者三様という感じでいろいろ勉強になりました。1組いい線いきそうなバンドがあったな。

その前にエフェクター買ったんですが、あ、そう、自分へっぽこながらギターを弾いてるんですね。そんなマルチプレーヤーとか言われる程のモノでは決してないんですが、今回は自分のギターとJC-120でもって思ってる音域のトーンが出せるかやってみたんです。JC-120で積極的にフィルターカットされる(ように感じる)あの音域です。で、店員さんに出してきてもらったものをアレコレ駄目出しして、・・・理解力の素晴らしい方だったと思います、納得行くやつが出てきてくれました。しかも諦めていた方の別の音域まで出てくるという。コピーしてるやつとは方向性違うけどトーンが好みなんで使おうと思います。

あ、ギターも買ったんでした。10年強ぶりにメインギターが変わりそうです。しかしこれは調整含め使いこなしてから詳しく話したい・・・。

いきものがかりセッション行ったんですが、思いの外ベースのメンツが良かったのでドラムで出たかったな~という。後ノリの曲前ノリで叩かれちゃあなぁ・・・。でも昔の自分もそうだったからこれは強く言えない。プロのベーシストさんに言われなきゃ永遠に気付かなかったし。左手死にそうになったスラップ曲好評で良かった。

Superflyでライブやったんですが、いろいろ無茶苦茶だったので、昔の自分かという感じにバカスカ叩いて終わらせました。ロックナンバーは強みが出てましたね。東京事変のバンドが良かったですね。このバンドのドラムさんは自分周りではほとんどいない主体的にグルーヴできるドラマーですね。あのセンスうらやましい。

ラルクでライブやったんですが、ボサノバ調の雰囲気最高だったので満足です。 相川七瀬でライブやったんですが、順調な第一歩を踏んだと感じました。

最近はそんな所かな。
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閑話休題もう一つ 

Craviotto Solitaire Series US Aluminum

スネア買ったって話を書こうと思ったんですがドラマーサイファに十分書いちゃったんで直リンを貼って済ませてしまいます。
http://drummer.xipha.net/material/no0001493/
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閑話休題 

そういえば今更映画「セッション」みたんですが、なかなか面白かったです。現代でチャーリー・パーカークラスのジャズマンが生まれるとしたら、現代だったらこれくらいの過程はあるだろうっていうことを描いているんだと解釈してます。人間的にクソな師匠と反骨精神旺盛な生徒がドロドロの人間関係で憎みあいながら上り詰めていくという。まぁ現実的に無理があるというか、昔の天才達はそれくらいみんなムチャクチャなんだと思うし、それくらいにならないとこのレベルにはなれないって世界なんでしょう。昔の良い時代を引きずっていればこの先生がバーで語っているような思いはあるでしょうが(にしてもコイツまるで懲りてないなっていう感じで本当笑える)、結局時代に合うやり方をしないと育て切るのは困難なんでしょうね。ゆとり世代にはゆとり世代に合う導き方があると思うんですよね。それがまだ模索段階だとしてもね。昔のやり方を徹底して出来上がった結果がバディ・リッチの完コピドラマーというのもある意味皮肉になっているようにも思えます。

バンドで思いをぶつけあってちょっと陰険な雰囲気になることもありますが、それが必要だからそうなる場合もあるけど、必ずそうならなきゃいけないとは限らないと思っています。ましてやアマチュアでやるからには、趣味として楽しんでやりながら上手くなるように持って行きたい。「面白がってやってたらすごいことになった」っていうのが自分にとっても理想なんですよね。その人その人の成長ペースがあるし、そこはどうにもならない。自分にできることは、興味を持ってもらうこと。のめり込んで夢中になってたらいつの間にかメッチャ上達してたっていう風にしたいですね。
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ここに普通のスネアも・・・普通のスネアって何だ 

前回の続きです。

7.Gretsch Hammered Brass
ライブハウスのような防音材のぎっしりした環境でも生音でモニターできるようなスネアを求めてたどり着いたのがこのG4160HBです。ただ最終的には芯がボヤけているので、スティックによっては厳しいという結論に至っています。ハンマード加工はローミッドを強調するだけじゃなくQを広げる、つまり横に広く上がっていく感じなので、結果としては芯がぼやけてしまいます。ただブロンズの場合元々のQが狭いのでハンマード加工との相性はいいのだと思われます。大事なのはローミッドじゃなくコシなんですね。

8.Gretsch 70's Brass
ヴィンテージグレッチ4160です。8にハマっていた時に気になってヤフオクで落としました。8のように無駄にQが広くなく、バランスが良かったように思います。困ったのはシェルの歪み。やっぱりそういう所はヴィンテージですね。フープを外した状態で押したりしてなんとかヘッドをはめてました。名器として紹介されるわりにあまりプロが使っていないのは、音は最高に良くても結構使いどころが悩むからでしょう。ブランキージェットシティやポリスみたいに個性的なドラマーが3ピースロックに使うのが一番なのでしょうか。ジャズなら木胴ってなりますし、中低域の濃さが良さでもあり使いにくい点でもあるということですね。あまり明るさもないのでモダンなロックだとモッサリしてしまう。早いようで遅い、というより遅く感じる。女性Voばかりやるようになった頃には出番が一気になくなってしまいました。一度ライブで使ったときにあまりにもその中低域が前面に出てきてビデオで見たときに邪魔臭く感じたんですね。

9.Pearl yukihiro model
中古で見かけて即試奏・即購入。本当に良く出来ているスネアで、音も素晴らしく良かったです。1に触れたようにフリーフローティングはトップ側のチューニングによるテンションと同じだけボトム側からもテンションが掛かるので、自分のチューニングが確立されてきて、上下別々のチューニングが当たり前になっている中で使いづらいと感じて最終的に手離してます。でも結構長く使いましたね。大活躍だったと思います。ニッケルメッキされたハンマードブラスにアルミシャーシ、ステンレスボルトの組み合わせがあの絶妙なリッチかつヴィンテージなサウンドになっていたと思いますね。

10.Slingerland 70's C.O.S
これもヤフオクで気になって落としたものです。で、これもまたシェルの歪みに苦しめられました。なのであまり活躍することなく手離しています。良い音なのは間違いないです。スチールの材質もあるかもしれませんが、ブラス製内巻きフープにオリジナルのスナッピー、良いバランスで守備範囲は広いと思われます。でもどんなに張ってもピッチが上がらない・・・。もっとチューニングしやすければいろいろな所で使ってみたかったですね。

11.Gretsch 70's Maple
5.5インチ、10テンションのメイプルスネアです。USAパーツ、ジャスパーシェル。この子は本当に気に入ってしばらくの間はどこにでも持っていってたと思います。最終的にこれも中低域が気になりだして手離していますが、今思えばスナッピーやヘッドでバランスを取れたと思うし、売ったのは失敗だったと思っています。ただ今でも所持しているブロンズを入手してからは特に出番が奪われてしまったような所もあると思います。ブロンズに対して負けていたのは立ち上がりの早さ、ダイナミクスレンジ、トーンバランスといった所でしょう。サウンド面では最高なのは間違いないですが、ここ数年のスネアは本当に優秀だし、ヴィンテージにこだわる必要もそんなにないと感じます。確かにヴィンテージの音は最高ですが、現場で使いにくいのも事実。そんな中でヴィンテージサウンドの再現がどのメーカーでも上手くいくようになってくると、トータル的には今のスネアに軍配があがるでしょう。

12.Gretsch 70's Alminium
このスネアが魅力だったのはグレッチサウンドそのままに早い立ち上がりだったこと、それにアルミ特有の倍音がそこまで感じられなかったこと。アルミの響き自体は苦手ですが、これは一般的なアルミほど軽い感じではなくソリッド、いろんな所で使うには良いバランスでした。それでもマイクに乗った時には中低域が強く出てしまうことや、輪郭が曖昧になってしまうのが好きになれず手離してますが、生音では何も言うことなかったです。まぁUSAフープでしょうね。あんまり中低域って叩いている時はわからないんですよね。非常に惜しかったです。なので今度記事にするつもりですが、このスネアをイメージしてもっとバランスのいいアルミスネアを見つけて購入しました。

次回で終わります。
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ここに金のスネアと銀のスネアがあります。 

なんかスネアについて語ると止まらないのか、序文で脱線しまくって書き直しまくってます。いつも頭を支配しているのはスネアドラムです。今回はずっとやろうと思っていた、自分が今まで所持したスネアドラムの思い出語りをしたいと思います。

1.Pearl Free Floating Steel 14×3.5

初めて購入したスネアで、入った店で安いし見た目もかっこいいしという感じでとりあえずで買った物です。今思えばあまり一般的なスチールという感じがしないですね。理由としてはマットブラックフィニッシュによってハイミッドがガッツリ削られ、さらにフリーフローティングを象徴するアルミシャーシによってアルミっぽい高域と低域の広がりが加わり、全体としてはガバガバな印象・・・。大音量の中だと存在感が薄く、ハイ抜けも微妙でした。ピュアサウンド30本スナッピーを装着したら外音の聞こえは良くなったものの、さらにガバガバに。次のバーチを買うに当たり、後輩に売りました。この時は使い分けるという発想はなかったですね。

フリーフローティングの難しい所は、チューニングにおいて構造上トップ側と同様のテンションがボトム側にもかかることですね。ボトム側のボルトを締めてもアルミシャーシに対してしかテンションがかからないため、シェル鳴りにはほとんど影響を与えることができません。上と下で別々のレベルにテンションを掛けられる方が当然音作りは幅がきくわけで、フリフロは音作りの上で制限が大きいと言えるでしょう。このスチールのようにプレスフープのスネアなら上は強めに、下は緩めに掛けると結構オイシイんですが・・・ちなみにこれにはダイキャストフープを試したことがありますが、余計鳴らなくなり相当ゲンナリさせられました・・・。

今使うとしたら、サカエのマイティヘイローフープ、アクエリアンのジャックデジョネットモデルヘッド、カノープスのバックビートスネアワイヤーでロック向けに使うか、ウッドフープにカーフスキン系ヘッド、ピュアサウンドメトリックス42本スナッピー(やり過ぎ?)でR&B風にするかとかでしょうか。いずれにせよ、あのシェルを活かせる場面というのが自分には考え難く、パーツで盛るような発想になってしまいます。うん、ガッド風にするのがいい。

2.TAMA Starclassic Birch 14×5.5

見た目だけでヤフオクで買ったものです。下位グレードといわんばかりにモッサリして鳴りにくかったことが、ヒットの瞬間にグリップを緩めるコツを掴む上で大きかったですね。成長させてもらった一台と思います。バーチ特有の鳴りが上手くいくと気持ちよかったです。LostprophetsのWake Upのサビ前ブレイクの時の一発がまさにその感じ。ここまで鳴らさないにしてもバンドアンサンブルの中でバランスのいいサウンドだったように思います。ピュアサウンドカスタム16本にしてからは特によかったですね。チューニング次第で明るさも出せたと思うし、それで中低域が痩せるということはなかったですから。今所持していてもそれなりに活躍していたと思います。佐野さんがドラマガ表紙の時にツアー所持スネアとして紹介されていたのにも驚きましたね。メイプルへの憧れが強まり後輩に売ってしまいました。

3.MAPEX Black Panther 14×5.5

確か7プライメイプルで化粧版がバーズアイメイプルというものです。やはりメイプルがいいという思いに至り、見た目で通販で買ったという(笑)中低域の出方がすごかったです。中低域といっても、詰まっている感じではないので、100Hzくらい、もっと下?人によっては低域と呼んでいいくらいですね。他メーカーのメイプルでこのクリアな感じの中低域というのは出ないと思います。しかしテンション強めにチューニングするとそれが一気に痩せてしまい、ライブでは頼りなさを感じたこともあります。ロックもいいかもしれないけど、あまり強く張れないのならポップスでメイプルの温かみを活かした使い方が合うと感じますね。レモのスエードとの相性は特に抜群でした。より中低域の濃厚なサウンドを求めて、親しくさせてもらっているドラマーさんに譲りました。

4.Ludwig LM400

そういえば上述の佐野さんのツアー所持スネアにはこの現行のLM400もありましたね。これを買ったのはもっとピッコロ的なスネアを持っておきたいと思ったからなんですが・・・。実際にはメインとして活躍してました。明るく、速く、パンチがあり、そこそこパワーもあり、バランスがいいの一言に尽きます。失敗だったのはこれにピュアサウンドのイコライザーを付けたことですね。これでオープンに鳴る一方、中域がかなり薄くなり、ライブでは頼りなく感じるようになったために売ってしまいました。16本とかにしてたらずっと使ってたんじゃないかという気もしますね。ただこの時の自分はリムの輪郭が際立つような力強さやライブハウスでも生音で十分に中低域が聞こえてくるような太いサウンドを求めていたので、なんとも言えないですかね~。今所持していても出番は十分にあったと思います。

5.MAPEX Birch 14×6.5

ハードロックで存在感あるサウンドを求めて探し歩いた末に出会ったスネア。中古でボロボロのファイバースキンが張ってあり風格がありました。これは今でも所持しています。なにせ3プライのバーチです。中低域から低域にかけての太さが素晴らしく、ヴィンテージの音までする。これにメイプルのレインフォールメントを付けたらかなり使えるはずだからカノープスでオーダーしようかと思うくらい(笑)現在はメンテしようと思ってバラバラになっています。ラグの錆がすごい。新品で買えるなら買いたいですが・・・。

6.PORK PIE Maple 14×6

ライブで対バンしたバンドで使っている音を聞いて衝撃を受けました。それでそれは5インチだったけど自分が使うには不安だったので6インチを買いました。しかし濃厚な中低域を求めていた自分はやはりこのスネアもライブで不安を感じ、売ってしまったという・・・。今でもPORK PIEはマイク乗り最強と感じるし、当時は表情豊かさに驚きそれまでとは格が違うとは感じていましたね。これにトータルで上回るとしたらクラヴィオットとかになっちゃうんじゃないだろうかと。今思えばボルトタイトを付けていたのが良くなかったですね。オリジナルのパーツ構成で問題なかったような気がします。スナッピーも優秀な気がしますね。単品で売ってほしいくらい。優秀なスネアはシンプルな構成で十分。

続きは次回。
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YAMAHA Maple Custom 

・・・についての考察。

今年、かなり徹底して断捨離を実践しまして、外に持ち出す用のスネアは2台しか残っていません。それがタマSLPブロンズと今回のメイプルカスタムだったりします。以前レポートして絶賛したレガシーマホガニーさえ手放してしまっている。

スネアってなんなんでしょう(哲学・笑)あらゆるジャンルに対応したい思いでマイスネアはどんどん増えていきました。しかし、人のライブを見た時に・・・周りの人は1台だけで回す人が多いです・・・なんだかんだで2台、多くて3台あれば十分だろうと、あとは「個性」で片付く問題だろうというのは感じてたんですね。

ドラムの歴史に名器あり。スープラフォニック、ブラックビューティ、アクロライト、ビスタライト、ジャズフェスティバル、ブロードキャスター、ダイナソニック、ラジオキング、フェローマンガンスチール・・・上げたらキリがないし、今も名器/銘器と呼べるものは生まれ続けています。でもいろんなスネアを所持して使ってみた実感としては、様々なアーティストをコピーする上でそれらに忠実なサウンドにしたところで生まれる感動というのは、そこまで大きくはない。バンドマンでなければない程、もっと漠然と音を浴びていて、その感動の度合いはバンドの一体感に左右されるというのが実感としてあります。だとしたら、そのバンドの一体感に寄与できることを基準にスネアやヘッド・スナッピー等の選択をするべき。それが、ジャンルというか、そのジャンルの出すサウンドによって変わってくるということでもあります。

つまり、バンドの一体感に貢献するために
①センシティビティ・・・表情豊かにプレイすることで、リズムを牽引するための必要十分なダイナミクスレンジ
②トーン・・・表情豊かにプレイしてもアンサンブルを邪魔することはない程よい存在感
③エモーション・・・そのスネアに対する思い入れ、信頼関係

この辺の要素が大事ではないかと。自分だったら①に立ち上がりの早さだったり、②に「コシ」だったりが含まれるわけです。で、今回売っぱらったスネアはそれらを満たしていないものになるわけです。あとジャンルによって変わってくるというのが②ですよね。ブロンズスネアと出会ったことで、こういった基準が自分の中で明確になりましたね。

ブロンズは今ジャックデジョネットヘッドを張って、かなりキレのある音になりました。軽快ではありますが、特に女性Voロックやラルクをコピーする際にはかなりマッチしていると感じています。

で、今回のメイプルカスタムです。

YAMAHA Maple Custom

これを買った目的はジャズ・ファンク・フュージョン系への対応でした。良くも悪くも生々しいブロンズがロックに合うのに対し、多少コンプレッションを感じさせるトーンの方が合うジャンルというのがこの辺りなんですね。

やはりアルミダイキャストフープによるところが大きいでしょう。シェル自体はコシがある太いサウンドのメイプルシェル。それがアルミによってだいぶ軽くなった印象があります。実際、ちょっとフワつき過ぎていてパーツはかなり試しました。やはりコシがぼやけていると自分は無理なんで。最終的にはヘッドが上下レモルネッサンス、スナッピーはピュアサウンドのカスタム16本に落ち着きました。

LM400を髣髴とさせるパンチがあり、結構派手な印象がありますが、そこまで強力なわけではない。ソウル・R&Bにも行けそうです。ロックンロールもこれでいいかも。この感じはアルミフープならではですね。

今この2台のラインナップに足すとしたら、結構難しいです。アコースティック系・・・メイプルカスタムだと厳しいかな?メタル系・・・ブロンズだとちょっとパワー負けするかな?っていうのが真っ先に思い浮かびますが、まずは一度試してから考えたい。現状やる機会ないですが。

あとはポップスで多いビシッて感じの音。バーチなんか適任そうだけどメイプルカスタムにミュートなりしたらいけなくもない・・・?それに男性Voロックだとやっぱりブラックニッケルブラスやクロームオーバーブラスの方が合うかもな~っていうのはありますね。ただ現状コレっていうのが見当たらないので購入は当分ないでしょう。

面白いのが、今の2台ってどちらも個性的な音なんですよ。パーツの組み合わせの妙という感じ。この2台は手放しそうにないかな。
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ブラックビューティとはなんなのか 

ブラックビューティ(416の方)についてのレポートです。

見た目がそっくりなパールのセンシトーンエリートブラスとの違いとしては、ブラックビューティの方が材にこだわってたりシームレスだったりするからか、クリアで高級感のあるサウンドです。高音域の伸び方がキレイですね。フルショットした時の暴れる感じが、暴れてる感じがしないというか。でも基本的には音もとても似ていて、人によってはこれくらいの違いでこの価格の違いならパールでいいんじゃない?って思う人もいると思います。もしかするとこの微妙な音の違いも単にステンレスボルトによる違いなのかもしれない・・・。

パーツで見ていくとラディックのスナッピーは大人しめで繊細でリッチなサウンドです。これはパールのハイカーボンに比べたら大抵そういう印象になる気もしますが・・・。とはいえピュアサウンドやカノープスの方がもっと繊細で、自分の中では中途半端な印象を持ってます。シェルの音像が豊かな分、コシは出しづらいですね。いろいろ試してみたんですが、なかなかフワフワした感じがなくならず、カノープスのヴィンテージドライにしてやっと落ち着いた感じですね。グレッチ42本は試してないですが、そういう重さのあるスナッピーは合いそうな気がします。

ラディックのフープはちょっと硬めですね。輪郭をはっきりと出そうという感じだと思うんですけど、一方のパールのスーパーフープⅡは高さを設けて輪郭を出そうというアプローチで、打感としてはパールの方が叩き易い印象。アメリカ人がパワフルに叩く分にはラディックぐらい硬くないと物足りないということなのかもしれませんね。

他メーカーとの比較で言うと、dwのブラックニッケルブラスに比べると中低域は控えめで、ヤマハのマヌカチェモデルと比べるとトーン的に落ち着いた印象です。サカエのブラスに比べると音は似てるけど大人しいですね。あ~ケニーアロノフモデルは叩いたことない・・・。

最終的にスナッピーは前述のカノープスで、フープはそのままにしてヘッドを上下レモにして使ってみました。バッター側は最初エンペラーにしてみたら硬すぎて鳴らない感じだったのでアンバサダーにしてみましたが、叩いていて不安になる感じだったので、ヴィンテージエンペラーになって落ち着いた感じです。ただこの組み合わせでライブで叩いたらちょっと中低域がモタった感じがして、そこが個人的に失敗だったな~と。無理もないですね。これがアンバサダーだっただけで違ったんじゃないかって気がしますが、アンバサダーだと自分は叩けない・・・。スネアをモニターから返してもらっている分にはとても気持ちいい感じだったんですけど、バンドで音を重ねるとそこが目立っちゃうんですよね。ただその箱、レンジの狭い音響だったので、もっとハイファイな音の箱だったらすごいいい感じになったんじゃないかなとも思ってます。箱によっても聞こえ方は変わるから難しい。

もともと中低域豊かなスネアはライブハウスでバランスよく鳴らそうとすると難しいですね。やはりライブよりはレコーディングでグレッチ42本を装着してっていうのが一番良さそう。

ガスケットを外して使ってみたりもしましたが、特段大きくは違わなかったと思います。おそらくブラスは重いのでそんなにラグの影響は強くないのかもしれません。どちらかというとラグを留めるネジの締め具合が大きいのかな。あのガスケットがあるから緩く締められるっていうのはあるのかもしれません。内側のカップワッシャーもふにゃふにゃしてるし、この辺はラディックなりにこだわってるんでしょうね。

あとこの動画がおもしろかった。ミュート乗っけてからはもう自分には区別がつかない(笑)ブラスフープを装着したヴィンテージスープラフォニックみたいなサウンドが欲しかったらブラックビューティでも替わりがききそうですよね。っていってもブラックビューティの方が高いか・・・。

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Ludwig Legacy Mahogany 

Ludwig Legacy Mahogany スネアドラム 14

ブロンズから1年以上を経て久々スネア購入。実は一度断捨離というか、増え続けたスネアを整理しようってなって、その時に結構売っちゃったんですけど、だんだん使い分けが曖昧になってスネアが増えてく言い訳みたいに感じてきたんですね。ドラムフリークというか単なるコレクターみたいにはなりたくないぞと思って。その中でも、音は本当にいいんだけど結局手放しちゃったものの1つにC&Cプレイヤーデイトがあります。40万50万するギターなんかに共通する、いいマテリアルを使った高級楽器の音だったと思いますね。この頃は自分のチューニングの仕方が完全に定着して、そのシェルのポテンシャルを一番出せる”鳴る”ポイントがわかるようになったんですけど、このスネアにそれを施すとそれはもう凄い音像の鳴りで、こんなスネア他にないぞって、もう単板とかどうでもいいじゃんってくらいに思いましたね。ただ、この頃は自分のスネアに求める音の嗜好も定まってきていて、40万50万するような良質マテリアルギターにも言えることなんですけど、いたずらにレンジを欲張るような楽器(なんちゅう言い方・・・)はピッキングニュアンス(ドラムの場合タッチって言いますよね)が反映されにくい、誰が弾いても"同じ"イイ音がする感じがどうも受け付けられなくなっていったんですね。やがて叩いていてダメどころか、その音自体受け入れられなくなっていったという。実際自分は過去にギブソンカスタムショップやPRSを買ってほとんど使わないうちに売ってしまったという愚かなことをやってます。でもスタジオミュージシャンにもいるじゃないですか、そういうハイグレードの楽器よりSGスペシャルとか、フェンダージャパンとかを愛用するような人。たぶん考えていることは同じなんじゃないかと思いますね。

ちなみにC&Cの場合、スネアサイド側をそこから絞るとか、ヘッドをディプロマットに張り替えるとかすればイケたんじゃないかって今になって思うんですが、その当時はまだそこがわかっていなかったし、最も鳴るポイントにした時に使えないんじゃな~っていう余計なこだわりから結局手放してしまったという経緯になります。C&C自体は耳の肥えた方程大好きっていう人が多いのは間違いないと思いますね。そういう自分のこだわりを満たしてくれたのが例のブロンズスネアなんですが、それから倍音のあっさりしたシェルでコシはしっかりとあるっていうのが自分の中のスネアの基準になったんですね。それでヴィンテージ木胴グレッチなんかも手放して結構後悔はしてるんですが、今考えてもアレは使える場面というのを考えると難しいんですね。

楽器に対して愛情で向き合うか、信頼で向き合うかの違いというんですかね。どんなにそのサウンドが大好きでも、使いどころがないのでサヨナラするというのは。でもレコーディングの現場とかならそういうサウンドの方が歓迎されるみたいなんで、やっぱり来るべき時に備えて手放すべきじゃなかったのかな~なんてことを今でも思います。

そしてやっと画像のスネアの話になるわけですが、アコギとのデュオのような形でプレイした時に、ブロンズはちょっと重過ぎると感じたんですよ。もうブロンズをいろんな所に持って行ってた時期でしたけど、コレでどんな現場でもイケるって過信してたんですね。でもそのことでやっぱりC&C手放すべきじゃかったかな~ってなってしまって、また同じの買おうと思ったら既に日本への流通が細くなってて全然どこにも売ってないし、せっかくだからC&Cよりはもっとブロンズに近い、レンジを欲張らないあっさりした胴鳴りのシェルで大人しい編成でも対応できるものをと思って、このレガシーマホガニーに行きついた感じです。

やっぱりメイプルシェルだと微妙で、音が軽いってなっちゃうんですね。グレッチとかになると逆に重苦しいくらいですが・・・。マホガニーシェルは中高域が中心のメイプルシェルに対してふくよかな中域が主立っていて、最も"木のスネア"という感じが出しやすいシェルだと思います。更にレガシーマホガニーはポプラとの混合だからか、木の癖みたいな引っかかる感じがしない。無駄に中低域が濃いということはなく、コリコリした感じもなく、でもちゃんとコシもあるようで叩いていて不安にならない。そして驚いたのは立ち上がりの早さ。オールマホガニーのスネアって、ふにゃってしていてミドルレンジチューニングでは立ち上がりも遅いんですけど、これはパッと立ち上がるので全然そこがストレスにならなくて。どうやらメイプルのレインフォースメントがほとんどヘッドに当たっているような感じのエッジになっているのが大きいっぽいですね。総じてこのスネアは当たり障りのない、これといってシェルマテリアルの特徴を強く感じさせるものではない、極めて普遍的なサウンドになっていると感じました。クラシックメイプルがそのままちょっと下のレンジにシフトしたみたい。

ラディックってブラックビューティーを除けば"必要最低限のトーン"という感じを共通して感じますね。その中でLM400やアクロライトと違い、5インチの深さでコシをしっかり感じさせるこのスネアは同メーカーのハンマードブロンズにも通じる融通の利く感じがありますね。多くの人はもしかすると個性的で存在感のあるサウンドをメインスネアに選ぶのかもしれない、コレが自分のサウンドだという具合に。でもあくまで裏方ドラマーという観点でどのバンドとも相性が合うものは・・・?と考えると、選択肢は結構限られてくると思います。自分の個性を発揮することよりバンドに貢献することを主眼に置いたときに初めてフォーカスが当たる、そんなスネアですね。ちなみに60年代のジャズフェスティバルモデルと比較して違うのは、ジャズフェスティバルはブラスフープの感じとか、グレッチUSAフープっぽい立ち上がりにDWクラヴィオットメイプルでも感じたようなオイシイ音がしてて好きでしたけど、いたずらにサスティーンが長くてミュート必須という感じでしたかね。シェル鳴り的にはジャズフェスティバルはヴィンテージらしく枯れた感じがありましたね。同じシェル構成だけあって基本的なトーンの傾向は同じと感じました。

使うに当たってはまずフープの叩く感触がなんか苦手だったので、自宅に使わず眠ってたカノープスのラウンドエッジフープを。あとヘッドもラディックのはパキパキしてて、リムショットの時にちょっとパンチがあり過ぎてキツいと感じたのでレモのアンバサダーに。スナッピーはカノープスヴィンテージスネアワイヤーです。よりナチュラルでメリハリのあるサウンドになったかと。

にしてもラディックって結構作りが良い気がする・・・。アメリカのメーカーって思い込みのせいか、サウンドハウスのレビューのせいか(笑)そこはイメージが変わりましたね~。
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TAMA S.L.P Dynamic Bronze 

TAMA S.L.P Dynamic Bronze

お、TAMAがブロンズ出しなおしたのか!って楽器店で見かけて気まぐれに試奏してみたら、あまりに予想外のサウンドで軽く衝撃でした。なんといっても立ち上がりの早さと表情豊かさです。おそらく1mm厚という薄さとチューブラグからきているのでしょう。TAMAは以前のブロンズにしてもロックでしか使えないくらいどっしりしたイメージですが、これは別物と感じます。立ち上がりは本当に早い。しかもタッチへの反応が素晴らしい。パイステFORMULA602もそうなんですけど、表情豊かだと叩いていて熱くなれるんですよ。お手軽な価格な割りにそういうちょっと玄人向けなスネアと思います。

中低域は最初ちょっと不安がありましたが、ヴィンテージEコーテッドをはめたら散り気味だった音域がいい感じに中低域にまとまって大丈夫になりました。グレッチの70年代アルミでもこいつはいい仕事をしてくれましたね。コシを際立たせてくれます。今や自分の中でダイキャストフープのスネアはとりあえずコレというくらいに気に入ってます。(逆にずっとお気に入りだったジャックデジョネットモデルはガツガツ音域取りすぎと感じるようになり、避ける傾向になってきてます。)今は中低域は最低限というくらい薄い方がアンサンブルの邪魔をしないのでちょうどいいですね。やる音楽の変化だと思います。

スナッピーはオリジナルだと大味な印象があったので、カノープスのネオヴィンテージにしています。オリジナルのメッキなしハイカーボンもかなり自然な方とは思いますが、自分にはロールがちょっと際立ちすぎると感じました。ハイカーボン故ですね。あとはワッシャーをパールの樹脂タイプにしました。オリジナルのゴムとアルミで対になってるのはちょっと不自然に音域をスポイルさせているように思うんですよね。チューニングの緩みやすいのはボルトをスピンタイトテンションロッドにすることで解決。これは本当に良く出来てますね。

レンジの広いタマだからか、高域がやたら耳につくんですが、バンドの中で叩けばあまり気にはならないですね。薄いシェルなだけあって安定感のなさというのはついて回るのですが、スチールみたいにフルショット時にやたらヒステリックに鳴るというわけでもなし、うまい具合にバランスをとっていると思います。

「1台でできるだけ広範囲で対応するスネア」の追求の果て、今はコレがメインの座です。
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